2018年12月30日日曜日

サドル交換

お正月の準備やら、なにかと忙しい年の瀬だが、身体をほぐしにひとっ走り! 冬型の気圧配置で冷え込み今日は晴天?伊豆大島が近くに見えるがやはり雲が多めで富士山は見えなかった。

で今日の投稿は後ろの景色では無く、このバイクのサドルの話。凄く長くなるので以下興味のない方はスルーして下さい。

もう15年以上になるか、サドルはSMPというイタリア製のものを使ってきて、これ以上いいサドルはないだろうと信じてきた。以前の投稿の写真を見ていただくとわかるが、座面が波打っている形状でセンターには大きくスリットが入り股間を圧迫しない作りである。

それをスペシャライズド、パワーアークサドルに交換。最近、深く前傾姿勢をとってもペダリングがしやすいと評判のサドル。長年使って来たサドルを交換するのはかなり勇気が要るのだが…。実はこのあいだの誕生日に奥様にリクエストしてプレゼントしてもらったもの。ついては新宿にあるスペシャライズドのディーラーへ行って、坐骨幅を計測してもらい、自分の乗り方などを説明したところ、店員さんに勧められたのがこのアークという新しいモデル(143mm)。

交換の理由は、登り坂で身体の重心を前に移してペダリングしようとするとSMPのサドルはノーズがせり上がっていて腰が安定しない。(以前は登り坂で腰を引いて重心を後ろへ置いていた) このパワーサドルはそのノーズがバッサリ切られて前後の長さが極端に短くなっている。写真からは分かりにくいが普通のサドルより前方が3cmほど短い。

まだ150km程しか乗っていないが、簡単なインプレを。まずハンドルとサドルのノーズの間隔をカットされている分だけ後ろにセットしてスタート。長年乗り慣れたサドルとあまりに違う形に、何処に座っていいかが分からない。しかもサドルから腰が前に押し出される印象で、腰が安定するポイントが見つからない。とりあえず座骨との接点を探りながらペダリングしてみると。ホントにクルクルと足が回りやすい。SMPもノーズが細くペダリングしやすいのだが、それを上回る感じ。

とにかく負荷を掛けてみようと坂を登ってみる。すると座骨を置くポイントが自然に決まって、スムーズに踏み込める。「何だこれは?」とビックリしてると、 今度は引き足の力も凄く入りやすい。結果負荷を掛けても足がよく回るという感覚。SMPでは踏み込んだ力から、足を引く力に切り替わる時に少しだけ間が空く感覚だったのが、踏み込みと引くタイミングがスムーズにつながる感じ。この感覚はその後も変わらず、登り坂が楽しくなってくる。

評判の?深い前傾姿勢。平地で下ハン持って一定の負荷を掛けてみると、やはり乗るポイントが自然に決まって、踏み足、引き足とも力が入れやすく且つスムーズに足が回る。「凄いなっ、これ」

が、ちょっとアップライトな姿勢で平地を軽く流そうと思うと、腰が安定するポイントに迷ってしまうのだ。何度か乗ってセッティングを細かく調整するうちに なんとか中庸な?ポジションを見つけるも、ここだという落ち着き場所に確信が持てない。しかし、一旦負荷を掛けてパワフルにペダリングすると自然とポジションが落ち着くのである。

んー、「そうか、だからパワーサドルね」という結論に。今日乗った感じでは、サドルに負荷を掛けさせられている様。サドル上で安定しようとするには踏むしか無い? 足はスムーズに大きく回るので新たな筋肉が鍛えられる感じもあるし、これはレースやる人にはいいサドルだなと。ゆったりポタリングで長距離乗るというタイプの人には向かないんじゃないかな?とにかくしばらくこれでトレーニングしてみるけど、この感覚を知るとあれだけ長く乗ったSMPだけど、元には戻れないかな。

2018年12月29日土曜日

自然の恵み

イベリコ豚の生ハム…ではありません!

ご近所からのいただきもの、罠で獲れたイノシシの前足。近年獣害で悩まされている農家さんらの要望で各所に罠が仕掛けられるが、何故かこの辺りの人はイノ シシ肉をあまり食べたがらない。この時期の猪の肉は脂ものって臭みも無く美味しいので、獲れた時には分けてもらえるように罠を仕掛ける人にお願いしてある おかげで、真っ先に我が家に届く。

という訳で今夜のメニューは早速味噌仕立ての牡丹鍋に決まり! 豚肉よりずっとサッパリして沢山食べられ、身体も温まって、かつ上質な蛋白源だと思う。自然、大地の恵み、ありがたくいただきまーす!