2020年10月30日金曜日

ヴィンテージティンバレス復活

9月に始まった葉加瀬太郎コンサートツアー2020"FRONTIERS"、ここまでメンバー、スタッフ皆健康で、各会場客席数を減らして感染防止策をとっての公演だが、毎回新鮮で楽しいライヴを繰り広げている。このコロナ禍、こうして演奏を続けていられるだけで有り難い。とにかく最終日までこの調子で乗り切りたいものである。

さて今日は楽器ネタ、少し長いけれど興味ある方どうぞ。

LP社製ティンバレス!ラテン系パーカッショニストなら(若い人はどうかな)、これを見ればこの楽器のヴィンテージ加減が分かるかと。ライヴ演奏の現場でティンバレスを叩かなくなってもう何年経つだろうか?本格的にラテン音楽を演奏する時もコンガがメイン。ところがこの秋から参加している葉加瀬太郎ツアーで久しぶりにティンバレスを叩くシーンが…。しかもショーのクライマックスに短いながらもソロまである。(汗)

現在ステージで使っている楽器はLP社の現行品に近いスティールの13×14インチモデルだが、今回ヘッドを色々試したり試行錯誤しながらいい状態にしたつもりだったが、先日の松岡直也メモリアルライヴで大儀見元氏が旧いスティールの14×15インチの楽器を使っていて、当時のモデルならではのとても良い音がしているのにビックリ(もちろん演奏が素晴らしい事もあるけど…)。

そこで永年納屋で眠っていたこの写真のブラスのモデルを引っ張り出してみた。買ったのは多分80年代後半だと思うが、10年くらい使っただろうか?当時のモデルはハードウェアの補強材が脆く、且つブラスのシェルは柔らかくて、ラグの取り付け部分が内側に大きく凹んでしまいそのままお蔵入り。

ところが現行品のハードウェアは補強材含め当時のものよりしっかり作られていて、ひょっとして凹んだシェルを叩き出して、新しいパーツを載せ替えたらまた使えるんじゃないかと。ここへ来てティンバレスをまたステージで使う機会に恵まれ、この旧き良き楽器をこのまま眠らせておく手はないだろう、今後の展開を考えてみても蘇らせるなら今でしょ!っと。

そこでいつもお世話になっているJPC(ジャパンパーカッションセンター)の萬さんに相談、楽器を預けるとなんと一週間くらいで見事に復活させてくれた。それがこの写真である。早速持ち帰って叩いてみると明らかに現行品とは違う音がする。ああこの音で演奏していたなぁと、懐かしささえ感じる。さてステージ(広い空間)で叩いてどんな響きがするのか楽しみだけど、先ずはツアー後半から投入してみようかな!

2020年10月21日水曜日

セイタカアワダチソウ2020

天候を鑑みて昨日今日と南房総へ畑仕事に通う!

特に今日は朝から日没まで晴天に恵まれ、少し風が強かったものの秋晴れの気持ち良い中での農作業となった。先日蒔いた大根や菜花も順調に芽を出し育っている。この後植え付けるタマネギとソラマメの土作りがなんとか一段落。

さて写真は我が家二階から撮ったものだが、畑を囲むようにセイタカアワダチソウが満開!例年ならば区のイノシシ対策の為に、夏の終わりから今頃にかけてここ一帯の雑草を刈り取ってしまうのだが、今年はコロナ禍、草刈りが無かった為この風景が現れたのである。ススキの穂も交じるセイタカアワダチソウのこれだけの群生は以前は見られず、年々進む耕作放棄地の増加と草刈りの中止から今年突然見る景色。

これはこれで綺麗な風景なのだが、こうなった経緯を考えるとなんとも...。逆手にとって観光資源にしようと言う人も出てくるだろうか? しかしおかげで家の周りはイノシシが土を掘り返して荒れ放題。11月には区の草刈りが再開するとか。基本土日に行われるので、今年はちょっと忙しくて参加できないかな?

 

2020年10月7日水曜日

松岡直也 Memorial Live "WELCOME" @ COTTON CLUB

昨夜は NAOYA MATSUOKA Memorial Live "WELCOME" @ COTTON CLUB

今年は松岡さんの七回忌。

今回のメモリアルライブは1983年のモントルージャスフェスティバルでの演奏と六本木ピットインのライブ音源が収められたアルバム「WELCOME」から、自分が松岡グループに在籍していた当時のレパートリーを中心にした曲目が並ぶ。メンバーも懐かしい顔ぶれが揃って当時の話しに花が咲く。久しぶりの松岡ナンバーの演奏が自分も歳を重ねたせいか、逆に新鮮に感じたり…。

松岡さんの曲は今演奏しても難しいけど、あの数々の楽曲にメンバー皆が集中して挑む姿勢に、松岡さんの求心力や松岡サウンドの魅力を感じながら、感慨深いライヴとなった。