2014年10月27日月曜日

蕎麦 2014


今年はしばらくやっていなかった蕎麦栽培に久しぶりにチャレンジ。というのも収穫前に決まって台風が来て壊滅に追いやられるので敬遠していたのである。

8月19日に蒔いた種は順調に発芽、成育。若芽を間引いてそばもやしとして食すも美味。上の写真は1ヶ月後、9月20日に満開になった花。いかに成長が早いかがわかる。ここまではとにかく順調。

蕎麦の花は独特の雰囲気を醸し出し、ただ眺めているだけでしっとりと落ちついた気持ちにさせられる。



その後10月6日、ご存知の通り台風18号が到来。ここ南房総に暮らし始めてから最大級の台風で、猛烈な雨と風、そしてこの地域ならではの塩害によって蕎麦畑は見るも無惨な状況に。

畑を見たら思わずため息が出てしまうが、よくよく見ればこの時点で実がかなりついている。茎は倒れているのだが、いきなり枯れてしまう訳ではない。蕎麦は思ったよりも強い。ただ塩害で葉がほとんど落ちてしまっていて、その後の成長は望めないものと思っていた。


セオリー通り種まきから65日で収穫ということで、茎の先で頑張って成長した実を穫れるだけとって脱穀、唐箕がけ。収穫量は10kg弱というところか。台風がなければこの1.5〜2倍くらいの収量があっただろうか? 一時は全滅か?と思う程の台風の被害から、なんとかこれだけ収穫でき、製粉したらわずかだろうが、自然の恵みとして「新蕎麦」、美味しくいただきたいと思う。