ここ南房総はソラマメの栽培が盛んで、この時期どこの畑でも青々と大きく育つソラマメを目にする事ができる。しかし今年は少し様子が違って、苗が大きく育つ前に葉や茎が黄色くなって立ち枯れてしまっている畑を多く見かけた。近くの農家さんからも「今年は不作だよ〜!」という声を多く聞き、どうやらマーケットでの値段も上がっていると言う。
我が家はというと、昨年秋に種苗店へ苗を買いに行くと、例年に無い苗不足で2週間ほど待たされてからの遅い植え付けで、苗の成長も心配になるくらい遅かったけれど、3月に入った辺りから急成長。その後、春の強風にさらされて倒れてしまった株もあるけれど、なんとかここへ来て収穫にこぎつけた。ただ大きく育った中にも葉が黄色くなって実を受けない株もいくつかあって、収穫量は例年の3分の2くらいか。この不調の原因は誰に聞いても分からない。
しかし、我が家のソラマメは有機栽培のおかげか、マーケットで売られているものより粒が小ぶりなのだが、豆自体は柔らかく甘味があって美味しいと自負している。ソラマメの収穫の時期を迎えると、いよいよ夏野菜の土づくりが始まり農繁期に入っていく。