2016年2月29日月曜日

小麦早熟

2月もあっという間に過ぎ、明日から3月。

しかし例年になく我が家の小麦の発育が早い。確かに種を蒔くのがいつもより10日程早かったが、暖冬のせいか1ヶ月以上早く麦穂が成長している。ひょっとするとあと1ヶ月ちょっとで刈り取りか?(昨年は5月中旬に刈り取り)しっかり実が膨らんでくれるとよいのだが・・・。

畑仕事は全てが経験の積み重ね。しかし自分の感性をどれだけ研ぎすませてみても、自然は想像を超えた存在である。あとはまさに運を天に任せ、ひたすら豊穣を祈るのみ。

2016年2月13日土曜日

三日間、熊野参詣 ! !

縁あって、この3日間紀伊半島南、熊野を訪れた。初日は瀧篭修行の行場「那智の滝」を通り、そのさらに奥にある熊野妙法山 "阿弥陀寺" へ。そのお寺は妙法山の頂上にあって、なんとも言えない空気感に包まれている。心洗われ、早くも紀伊山地の霊場のパワーを感じるのであった。

2日目は新宮の熊野速玉大社を参って、そこからほど近い神倉神社へ向かう。神社入り口よりいきなり急勾配の石段が始まる。手摺りも無い鎌倉積みといわれる段差の大きい石段である。あまりの勾配に思わず引き返そうかと思うが、振り返るとめまいがして足がすくむ。我慢してとにかく登る。標高120m、石段538段をなんとか乗り切るとゴトビキ岩と呼ばれる巨岩がご神体として祀られている。そこからは新宮市を真下に眺望できる。下山中にはシンクロニシティとも思える不思議な出来事に遭遇。はやりパワースポットなのか?

その後、熊野本宮大社へ。ここは熊野の森に囲まれて、素朴かつ雄大な空気感が漂う。なんとも心安まる空間である。

しかしかつては熊野川の中州「大斎原」にはるかに大きな規模と多くの社殿があったという。当時の本宮大社を見て感じてみたいものである。


熊野参詣3日目の今日、あいにくの雨の中、本宮大社を今一度眺めた後、熊野古道のほんの一部を散策。この天候だからか、静まり返った熊野の森に身を包まれ心も解かれる。

しかし熊野はそこかしこに祈りのスポットが点在、そして祈りを捧げる人達を多く見かけた。世界遺産に登録されたとはいえ、いにしえの時代からこの地に参詣する人は数知れなかったのだと実感する。

3日間、貴重な体験が出来た。果たして次ぎまたいつここへやって来れるかわからないが、熊野はなんとも印象深い土地であった。