2014年11月20日木曜日

Romantica Live 終了!

Romantica 今年最後のライヴが終了。Romanticaの活動、今年前半にいろんな編成を実験的に試みて立て続けにライヴをやってみると、今後の展開の指標のようなものが見えてきた。昨日のライヴはその総集編的な内容になるように組み立ててみる。

編成はクインテット。バンドネオン、ギター、バイオリン、チェロにパーカッションという組み合わせ。僕のパート以外の楽器はどれも主役としてメロディを奏でられる楽器ばかり。自分の楽曲はシンプルなのだが、メロディの割り振りだけでも曲の印象が随分変わるし、組み立て方次第でカラフルなサウンドを作る事ができる。毎回編成が変わる度に、メロディ、ソロ、バッキングの割り振りも変わるので、これを整理するのがなかなか大変である。同時にやりがいもあるのだが・・・。

そしてこのアコースティックなサウンドをできるかぎり生々しく、適度な大きさの空間で聴いてもらいたいと中目黒の「楽屋」で続けて演奏をしてきた。楽器が持つ音色自体が作りだすムードを感じてもらいたく、それぞれの楽器にスポットをあてた選曲をして、ライヴ全体を構成しているつもりである。来年はこの編成をベースにライヴをやりたいと思っているが、バンドネオンの早川くんがパリをベースに活動を始めるので、タイミングの合う時に展開していこうと思う。

ライヴに足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございました。また聴きにいらしてください。

2014年11月17日月曜日

これから農閑期

今年は極早生(ごくわせ)のタマネギの苗の出荷が遅く、やっと本日植え付け完了。左半分は10日ほど前に植え付けた中生(なかて)の苗。両200株づつ、計400株。極早生は春先に収穫となるが、とにかく甘くて美味しい。作物の収穫で一番ワクワクするのがこのタマネギだろうか。収穫したタマネギは風通しのいい軒先に吊るしておけば半年以上保存がきく。今も春収穫したタマネギを毎日のように食べている。我が家はタマネギの消費量が多いので、タマネギ栽培は欠かせない。

さて、秋口あたりから新しい作品(音楽の)作りにとりかかろうかと思っていたのだが、仕事、農作業と慌ただしく、全く手につかなかった。ここへきて冬、春野菜の仕込み、麦の播種、そしてタマネギの植え付けが済んで、やっとこれから農閑期へ。そして明後日のライヴを区切りに、ゆっくり曲など書き溜めていこうかと。録音機材も随分長く可動させていなかったので、はたして作業は順調に進むのか?まあマイペースでやるさ。

2014年11月12日水曜日

新蕎麦

あの台風でなぎ倒された蕎麦、製粉して6kgくらいになった。下手なそば打ちだけど早速打ってみる、がやはり新蕎麦、香りが良くて美味しい。

サザエのかき揚げと蕎麦焼酎の蕎麦湯割りで、もう感無量!年越し蕎麦もこれで決まりだな、ちょっと気が早いけど。

今度は台風の影響を受けない「春蕎麦」育ててみようかな。

2014年11月6日木曜日

Romantica Live !!

告知が遅くなってしまいました。
11月19日水曜日、中目黒「楽屋」にて "Romantica" 本年最後のライヴやります。お時間の合う方、是非どうぞ!!

メンバー :
早川純 (Bandoneon) 
梶原順 (Guitar)
梶谷裕子 (Violin) 
橋本歩 (Cello) 
田中倫明 (Percussion)

Open 18:00  Start 19:30~ & 21:00~
Music charge ¥3,000.-
@中目黒「楽屋」Tel:03-3714-2607

2014年11月3日月曜日

"Papa Boogaloo" 東北ツアー終了!

盛岡城址公園の紅葉
移動距離が長いのでライヴ前日10月29日に盛岡に向けて出発。好天にめぐまれ移動もスムース。翌日、盛岡城址公園を散策すると紅葉真っ只中。息を呑むほど美しい。今回のツアー、移動途中で見える景色がどこも紅葉で美しく、東北の秋の風景を満喫できた。

さて、盛岡で初めて演奏する場所「ブレアンディ」、オーナーの石澤さんは元プロのベーシスト。なんと40年近く前、ピアノの津垣さんとジョージ川口さんのバンドで演奏していたという。地下にあるこじんまりした店だが、音楽好きなお客さんが集まり、飛び入りもあったりしてとにかくみんな楽しんでくれている様子が伝わってくる。演奏する側もこのメンバーならではのサウンドがひたすら気持ち良くブレンドする。初日からいい感じで演奏できた。

盛岡から秋田へ移動するも雲一つない好天。秋田には縁あってか友人、知人がたくさんいる。久しぶりに訪れたのだが、なんだか待っていてくれる人がいるというのはとても幸せなことだと実感。ライヴの仕込みも彼等の協力があってこそ、今回のツアーはこの秋田のライヴが成立しなければ実現できなかった。演奏するのは秋田老舗の「キャットウォーク」、自然と踊り出す人もいてとにかく楽しく盛り上がった。打ち上げも馴染みのご夫妻のレストランで。秋田に帰ってきたという感覚で、ホッとする。知り合いみんなに会えたわけではないけれど、再会できた人達ともっと一緒の時間を過ごしたいと思ってしまう。今度はプライベートでお世話になった人達に会いに行こう。

ライヴ3日目、秋田からいわきまで400km以上の移動。この日はあいにくの雨だったが順調に会場入り。久しぶりの「Bar Queen」である。お店が以前の場所から移動してから初めての出演。お客さんはちょっと少なめだったが、いつも聴きに来てくれるお客さんや、盛岡の演奏に感動したからと追っかけて見に来てくれた人までいて、ライヴ最後にはみんな踊ってしまうほど盛り上がった。毎回演奏は変化するのだが、さすが長年キャリアを積んできたメンバー、ライヴ3日目という身体の疲れはあるものの違う展開にますます集中して名演が生まれる。まさにライヴの醍醐味である。

震災以後、自分の主催のライヴで東北をツアーするのは初めてであった。原発にほど近いいわきは、街が変わっていく感じがすぐに伝わってくる。現実的な事情を聴くと、一言で『復興』と言ってもいろんな事を考えさせられる。秋田も街の再開発で随分様子が変わっていた。人の動きは脈々として街は変化し続ける訳だが、歳のせいかあの同じ場所に帰りたいと思ってしまったり。ただ気持ちの変わらない人達がそこに居てくれるのがなんとも嬉しく、またあの街に演奏に行こうと思うものである。

総走行距離1800km、ハードな移動にもかかわらず、演奏は3日間とも楽しい内容となった。やはり、このメンバーでこその音の交わり方があって、自然と気持ちいい音が紡がれて曲がまとまっていく。このバンドには音楽的なバンドマスターはおらず、メンバー各自で音の押し引きを楽しんでいる感じ。僕はこのサウンドを少しでも多くの人に体験して欲しいと思っているだけだが、また何処かへ演奏に出かけるのを企むのが役目だと思っている。