2016年12月21日水曜日

冬至にカボチャ

「冬至、冬なか、冬はじめ」、冬至の今日は暦の上では冬の真ん中だが、冷え込みはこれからが本番という意味らしい。それにしては穏やかで暖かい冬至である。ここ南房総では気温が18℃まで上がった。

夏の終わりに収穫したカボチャのストックがまだ数個残っているので炊いてみた。カボチャを冬至に食べるのは風邪を引かないとか金運を祈願する意味があるそうだ。もちろんお風呂は「ゆず湯」。お正月まであと10日であ〜る。

2016年12月14日水曜日

はばのり

今年も残すところ、あとわずか半月というところ。

今朝のご近所さんからの頂き物。
毎年この時期、大潮のの干潮時に海岸の岩場へ行くと「はばのり」と言われる岩のりが採れる(漁協権の無い人が採ると密猟と なる)。この岩のりの若芽を集めて簾にのせて天日干ししたのがこれ(写真左)。

この「はばのり」はマーケットには流通せず、まさに地の物。それもこの時期 にしか採れないのでお正月の縁起物でもある。少しだけ火で炙ると海藻の碧い色が戻って磯の香りが広がる(写真右)。手で揉み潰して熱々のご飯にのせ、お醤油を少し垂らしていただくと、もうご飯が止ま らない。我が家ではお正月にお雑煮に入れて食べる。

ご近所さんからのなんとも嬉しい差し入れから、年の瀬という実感が湧いてくる。

2016年12月5日月曜日

麦踏み

先日発芽した小麦は順調に生長して、只今麦踏み中!

これは土と根を密着させて生長を良くするため。麦は踏んで逞しく育てる珍しい植物。踏めば踏むほどよい。踏むと茎がいっせいに立ち上がり、穂が揃って出てくる。そして分茎が盛んになり穂の数も増えるという。

踏まれて強くなる・・・、「サウイフモノニワタシハナリタイと思いながら、この後2週間おきに茎が立つまで麦踏みっ!

2016年12月3日土曜日

音楽的生活

横浜モーションブルーの「菊地成孔&ぺぺトルメントアスカラール」ディナーショー2daysが終わって、打ち上げで朝まで呑むという選択肢もあったのだが、後ろ髪引かれながらも深夜帰宅。

一夜明けると青空が広がって、太平洋岸のこの時季らしい気持ちいい天気の中、午前中ひとっ走り。久しぶりに会うメンツと打ち上げで呑むのも楽しいけど、やはりこの環境へ戻ってきて早々にエネルギーが充電される感じは、やはり健康的ではあるな。

加齢と共に宴席で無茶も出来なくなったというのもあるけど、それより充実した演奏を続けたいという思いの方が強くなって、大袈裟だけど死ぬまでにあと何回 演奏する機会があるんだろうか?なんて考えるようになった。せめて還暦まではパワーダウンしたくないなと。チャリンコ乗るのも"遊び感覚"ではなくて、体力維持とリカバリーの為。この歳になっても音楽的な成長は続いていると感じるし、やりたいことを形にしようと思うと遊んでる暇は無い。しかしどんな仕事をするかではなくて、どんな音楽を続けるかが自分の大きな課題なのでR。

2016年11月27日日曜日

ジャズコンサート・イン・小千谷

地元の人達による手作りのコンサートに毎年のように招かれた故松岡直也さんのゆかりの地、新潟県小千谷市。松岡さん亡き後も実行委員会が主催するライヴは今でも続いている。

僕も過去二回程松岡さんに連れられて訪れたこの地に、今回はフルートの赤木りえさんをリーダーに若手メンバーを加えて「カリビアン・フルーツ・ジャム」と いうユニットでライヴにやって来た。このユニット、以前プエルトリコ、ニューオーリンズと海外へも足を伸ばしてライヴツアーを敢行した想い出深い仲間であ る。当時演奏した曲も交え、ラテン、そしてソウルフルなナンバーを自由なアプローチでサウンドを拡げていく。そして過去のライヴでのエピソードなどが脳裏 をよぎりながら、演奏は当時より遥かに自由度を増した内容でドンドンと盛り上がる。なんとも楽しい時間が続く。

が、なんと言っても主催してくれた以前と変わらぬ実行委員会の人達が携わっていてくれて、お客さんも地元の人達ばかりで200人以上の人を集めてくれただ ろうか・・・。そして松岡さんが育てたとも言うべく常連のお客さん達からクラーヴェの手拍子が曲に合わせて聞こえてくると、音楽を楽しんでくれているんだなと感激しつつ、自ずと演奏は興奮状態へと・・・。

日本中あらゆる場所で演奏を重ねてきたが、これほど長い間こういう演奏会を続けてこれた場所、組織があるだろうか?地方の音楽好きな人達の集まりによって実現するこんな素敵なライヴに参加出来る事の喜びを、この歳になって改めて噛みしめる夜であった。

2016年11月25日金曜日

小麦発芽!

ツアーから帰ってから、慌ただしく土作り、小麦の播種を済ませたものの、雨が多く天候が安定せず畑は水浸しになり、どうなるか心配していたのだが、今朝無事発芽を確認。

昨年は種を播くタイミングが早かった(10月下旬)のと暖冬が合わさり穂は早く成長したのだが、収穫時期に穂に実が入らず不作に終わった。今年は秋になっても気温が高い日が続いたので、ちょっと遅めに播種。

収穫は来年梅雨入り前あたりになるが、今からひたすら豊作を祈るばかりである。

2016年11月12日土曜日

ROMANTICA QUATRO 西日本ツアー終了!

ROMANTICA QUATRO 西日本ツアー無事終了しましたぁ。

広島を皮切りに松江、倉敷、大阪、名古屋と6年ぶり?の旅だったので、果たしてお客さん来てくれるかな〜と心配もしましたが、以前から通ってくれる方、新しい顔ぶれも含めてたくさんの方にRomanticaサウンドを届けることができました。各地どこも盛況で、ライヴに足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございました。

今の4人のメンバー(梶原順、早川純、伊藤ハルトシと僕)で奏でる音は、バンドネオン、チェロ、ギター、パーカッションという独特の編成という事はともあれ、なにより一人一人が曲に対していろいろなアイディアでアプローチしてくれることで、レンジの広い他には無いスペシャルなサウンドを創ることができていると自負しています。この音をもっと多くの人に聴いてもらいたく、ここ数年滞っていたライヴツアーもより活発にしていきたいなぁ、と思うのもこのメンバーに囲まれてこそ。今年のライヴはこれで終了ですが、また来年もライヴ、創作に励んでいきたいと思います。

2016年9月17日土曜日

ROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR" 西日本シリーズフライヤー

11月のROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR" 西日本シリーズのフライヤーが出来上がりました。

11月4日(金)横浜 セラヴィ
           http://www.cest-la-vie.yokohama/
       7日(月)広島 JUKE
         http://www.live-19-juke.com/
       8日(火)松江 Birthday
         http://matsue-birthday.sakura.ne.jp/
       9日(水)倉敷 Penny Lane
         http://pennylane-web.com/
     10日(木)大阪 SORa
         http://www.joyful-noise.net/sora/
     11日(金)名古屋 ONTEI
         http://ontei.net/

メンバーは変わらず、梶原順(Guitar) 早川純(Bandoneon) 伊藤ハルトシ(Cello, Guitar) 田中倫明(Perc.) 。この4人が繰り出す他にはないサウンドを是非体感しにいらして下さい。

11月4日(金)、横浜日ノ出町「セラヴィ」で助走?をつけてスタートします。年内、都内、および近郊でのライヴはこの日だけになります。音響も素晴らしいセラヴィへ是非!また西日本の皆様、初めて演奏する場所も多いですがこの機会をお見逃しなく! ライヴ詳細は各ライヴハウスHPにてチェックしてくださいね。

2016年8月31日水曜日

小林正樹監督、生誕100周年

この春、立花隆著「武満徹・音楽創造への旅」を読んだ際、武満徹が手がけた映画音楽の作り方を解説する下りから、この輸入版DVDをゲット。小林正樹監督1964年作品「怪談 Kwaidan」である。いつ見ようかと思いつつ時間だけが過ぎてしまった。先日、日経新聞の文化面に本年小林正樹監督生誕100年との記事を読んで、このタイミングで見てみる。

映画は小林正樹監督が初めてフルカラーの映画に取り組んだ超意欲作。怪談話4本のオムニバスになっていて、いわゆる恐怖映画では無く、見る側の内面にある不安な心情をじんわりと掻き立ててくる。映像の殆どがセットで撮られているのだが、だからこそイメージの作り込みが具体的で、その映像の色使いのこだわりからか、見終わってから各シーンが絵画的に美しく脳裏に浮かぶ。

そして武満徹が作る音がその印象を引き立てているのだが、この時期、電子音楽やミュージックコンクレートといった実験的音楽を展開していて、尺八の音にエフェクトをかけて風の音を表現したり、琵琶の音を多用したり、かなり抽象的な音作りをしている。ただ、この映画には主題になるテーマ音楽(旋律)が無い。テーマ音楽の無い映画は他にもあるが、この映画に関して言えばテーマ音楽が無い故に、映画全体の印象が心に残りにくい気がするのである。

ゴダールの様に、具体的なメロディーを使っていても、自分には見終わった時に音楽が記憶に残らないという映画もあって、映画という総合芸術と言われる表現の中で、映像と音楽との関係を少し考えさせられた。当時の日本映画の制作時間がどれもキツキツの中で作られていた中で、音楽を作る時間も僅かだったと武満徹自身も話しているのだが、この映画、当時としては多額の予算で作られたようで、その割に音楽制作に重きがおかれていない様な気がするのは自分だけだろうか?この映画の事をよく知る方がいれば意見など聞いてみたい気がするが・・・。

2016年8月22日月曜日

台風9号通過っ!!


台風9号、今日一日TVでは台風のニュースが流れ、ここ南房総の状況もニュースに取りあげられはしたが、内容は一部で実情はなかなか伝わらない。昼過ぎに隣の館山市に上陸した台風は実は早朝から大暴れ。自分の住む区では竜巻が数カ所で起きた模様。



早朝鈍いゴーッという大きな音に目を覚まし、窓の外を見るとなんと目の前を竜巻が通って行く。それは黒い雨の柱が渦を巻いて天へ広がり、いろんなものを巻き上げながら家の前を移動して行った。

初めて見る竜巻に、まるで幻を見たような気がしたのだが、その後冷静に?周りを見渡すと、家の近くにある鎮守の森とも言うべき、祠のある小さな森の 大木がなぎ倒され、森自体が無くなっている。そして何軒もの家の瓦が飛ばされているのが遠くに見える。その後すぐ停電。この後雨、風がどんどん強まって行 くのだが、この時間帯が一番恐ろしかった。(左写真はスカスカになってしまった権現森)

台風の中心が家の近くを通過したことで、近づいてくる時の状況と遠ざかる時の状況は風雨の向きも真逆なため、我が家は一日中全方向から嵐に見舞われていた感じである。

しかし畑はかなりやられてしまっものの、家は無事、身の安全の確保ができ一安心。しかし移住後一番大きな台風を経験した。自然の猛威にさらされる時は不安 になり、落ち着かず、何事も手に付かなくなる。都会に住んでいる時はこんな感覚になったことはないが、これも自然の営みの中での出来事。その恵みと厳しさ が隣り合わせにある事を常に感じるようになった。ん〜しかしその猛威、ほどほどであって欲しいものである。

2016年8月6日土曜日

ツアー、中部地区編終了!

ツアー第2弾、中部地区編終了。みちのく編にも増して、またパワーアップしたバンドサウンド。ハルトシくんのエレクトリック6弦チェロが要となって、ダイナミクスレンジが大きく広がり、演奏の自由度も増してメンバーの個性がグッと引き立つようになった。自分の楽曲がこうもスケールアップするのか・・・。と、いくら言葉にしても聴いてもらわない限りこの感覚は伝わらないだろうなぁ。ただ、本当に音楽が好きな人が聴いてくれたら、きっと何か感じとってくれると思うんだが。

千秋楽はホームグラウンドの中目黒「楽屋」。常連のお客さんに加え初めて聴きにきてくれた方もいて、ライヴはジワジワと盛り上がっていく。今までのライヴでのお客さんの拍手とは明らかに違うエネルギーの拍手を感じつつ、ツアーを締めくくるべくメンバー皆が音に集中してまた今夜も新たな音が生まれる。「ん〜、素晴らしい」と自画自賛、やっぱりライヴはやめられないね、サイコーな時間を過ごせました。

そして各地でこのライヴ開催に協力してくれた皆様、大変お世話になりました。豊橋AVANTI,、写真を撮る間もなく記事をアップできませんでしたが、お客さん、そしてスタッフの皆様、音響、打ち上げ、オマケにCD売り上げまで、全てサイコーでした。必ずまた演奏しに行きます!

あぁ、まるで夏が終わってしまうがことく、燃え尽き症候群的心境ですが、秋のツアーも今から待ち遠しいくらい。西日本の皆様、今暫くお待ちを!!

2016年7月29日金曜日

ROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR 2016" 中部地区編スタート

さあ、週明けRomantica Quatro、ツアー再開です。今一度告知させて頂きます。

メンバー:田中倫明        Perc.
     梶原順           Guitar
     早川純         Bandoneon
     伊藤ハルトシ  Cello, Guitar

8月1日(月)飛騨高山 Little Village BIRTH  
                   http://www.hidalabo.com
             〒506-0011岐阜県高山市本町3-3-58-8
             予約、お問い合わせ :
                  090-8958-0103(カワハシ)

     2日(火)金沢 もっきりや http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/
             〒920-0999 石川県金沢市柿木畠3-6
             Tel : 076-231-0096

     3日(水)京都 ラグ https://www.ragnet.co.jp/livespot/
             〒604-8001 京都府京都市中京区 木屋町通三条上ル 京都エンパイヤビル5F
             Tel : 075-241-0446

     4日(木)豊橋 AVANTI http://www.avanti-music.com/
             〒441-3134 愛知県豊橋市三弥町元屋敷128-3
             Tel : 0532-41-5554

     5日(金)中目黒 楽屋 http://rakuya.asia/top.shtml
             〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目15-6 モロバシビル1F
             Tel : 03-3714-2607

ハルトシくんの6弦エレクトリックチェロがバンドのダイナミクスをより豊かにしてくれています。またみんなでバンドの可能性を広げつつエキサイティングな演奏をお届けします、是非この機会をお見逃し無く!!

なお開演時刻、ミュージックチャージなど、詳細は各会場のWebサイトでご確認ください。

2016年7月24日日曜日

"ORACIÓN TOUR " みちのく編終了!

ツアー第一弾みちのく編終了。いやぁ、こんなに充実したライヴツアーは生まれて初めての事かな。バンドサウンドを作り上げていく上で、この4人のメンバーになったということは必然かもしれないけど、ライヴの数を重ねるごとに熟成していく演奏内容に自分自身驚いてしまう。

久々のツアー、場所によって集客に苦戦したが、そんなことに関係なくメンバー皆が演奏の可能性を広げようとする姿勢が素晴らしく、とにかく楽しい。音を楽しむことこそ「音楽」と言えばベタだけれど、そんな瞬間の連続である。このメンバーに囲まれて自分の音楽を展開できることは本当に幸せである。ツアーの疲れは無く、今から8月のツアーもとても楽しみである。

各地でこのライヴ開催に協力してくれた皆様、大変お世話になりました。毎夜の打ち上げを盛り上げてくれた方々、本当にありがとうございました。みなさん、またお会いしましょう!!

2016年7月1日金曜日

ROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR 2016" 西日本ツアー

7月1日、気がつけば今年も今日から後半へ突入! 

Romantica Quatro、7、8月のツアーに続いていよいよ11月、西日本方面へのツアーが決定。

メンバーは、梶原順(Guitar) 早川純(Bandoneon) 伊藤ハルトシ(Cello, Guitar) 田中倫明(Perc.) の4人編成です。各所詳細はまだ決まっていませんが、スケジュールはこれで決定です。詳細決定し次第、追って告知します。

初めて行く場所も多く、今からとても楽しみです。お近くの皆様、是非聴きにいらしてください。

11月7日(月)広島 JUKE
         http://www.live-19-juke.com/
       8日(火)松江 Birthday
         http://matsue-birthday.sakura.ne.jp/
       9日(水)倉敷 Penny Lane
         http://pennylane-web.com/
     10日(木)大阪 SORa
         http://www.joyful-noise.net/sora/
     11日(金)名古屋 ONTEI
         http://ontei.net/

また、7、8月のツアー詳細はこちら

2016年6月12日日曜日

富士ヒルクライム 2016

2年ぶりにエントリーした富士ヒルクライム。週末天気が崩れるという予報もなんのその、レース前日、当日と好天に恵まれた。富士スバルラインを5合 目までひたすら登るというこのイヴェント。今年はこれ一本に絞って、冬場からこの日に向けてそれなりにトレーニングをしてきたが、その成果はいか に・・・。

結果、50〜59歳のカテゴリー 
437位/1325名  タイム 1:35:54

ん〜微妙。一昨年のタイム1:31:38 より遅れる事4分強。久しぶりの富士山は思ったよりキツかった。フォームやペダリングにこだわって練習してきた成果自体は手応えがあって、身体全体を使っ てバイクをいい感じで進ませることができるようになったものの、タイムが伸びないのは単にパワー不足。しかし平均心拍数160で一時間半の運動がまだでき るのだという事と、それは今出来うる自分のパフォーマンスを出し切れたという事で、この記録を納得する(するしかない)のであった。ん〜、しかし一時間半 を切るのはなかなか大変だぁ。

2016年6月6日月曜日

「武満徹・音楽創造への旅」を読んで

なんと、2ヶ月掛けてじっくり読破。僕は武満徹という人について何も知らなかったということがよくわかった。

この人の音楽との出会いは、大好きな映画監督、勅使河原宏作「砂の女」の音楽である。そして後に同監督の他の作品や小林正樹監督の作品などでもその独特な音に触れてきた。音楽による緊張感の演出、画像の美しさに共鳴する美しい不協和音がなんとも印象的である。

ところが、映画音楽は武満徹氏にとってある時期、そして一部のキャリアでしかない。皆が知るとおり現代音楽の作曲家として、亡くなる寸前まで創作活動に励んでいた。しかしこの本を読んで、彼の人生全体を見渡すとそれは壮絶な生き様であったことがわかる。その詳細をここに記す気はなないが、氏の音楽の好き嫌いにかかわらず、もしあなたが音楽を通して少しでも自分を表現しようという意思があるならば、これは必読の著である。そしてこの本の出版にこぎつけた立花隆氏に尊敬と感謝の念を抱くばかりである。

2016年6月4日土曜日

梅もぎ

このところ、ホトトギスが活発に鳴きはじめたなぁ、と思っていたら、移住当初からお世話になっている千倉原住民?の某氏より、梅もぎのお誘いがあった。

実はそのお宅には数本の梅の大木があって、とても取りきれないということで、その中の一本を昨年より僕がシェアさせていただいているという訳。

昨年同様たくさんの梅の実(大きなコンテナ一杯、約30kgくらい)をいただいた。話しによれば今期は剪定もしていなければ、肥料も与えていないという。それでもこんな大量の梅が・・・、ん〜、さて今年はこれをどうしようか。

2016年6月1日水曜日

ツアーフライヤー

5月の農繁期を終え、今日から6月!(いやまだ農繁期は終ってないか・・・)

ちょうどこのタイミングで、夏の"ROMNTICA QUATRO" のツアーのチラシが出来上がりました。

これから各会場で配ります!

加えて、現在11月の関西以西のツアーもブッキング中、近日中におおまかな情報だけでもアップします。

各地、お近くの方、この機会をお見逃しなくっ!!

2016年5月19日木曜日

ROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR 2016"

ちょうどツアー開始まであと2ヶ月。お待たせしました、開催日、場所の情報をお知らせします。

昨年11月にリリースしたアルバム「ORACIÓN」の曲を中心に、過去の作品からもメロディアスかつリズミックな曲を交えながら、この4人のメンバーだからこそ広がるRomanticaワールドを展開します。久しぶりのツアーですが、初めて行く場所も多く今から演奏するのが楽しみです。お近くにお住まいの方、この機会を是非お見逃しなく!!

メンバー:田中倫明        Perc.
     梶原順           Guitar
     早川純         Bandoneon
     伊藤ハルトシ  Cello, Guitar

7月19日(火)  鶴ヶ島 ハレ http://halle-web.com/
             〒350-2202 埼玉県鶴ヶ島市五味ヶ谷7-7 ジョイビル2F
             Tel : 049-287-1037

     20日(水)  仙台 enn 3rd http://livehouseenn.com/
             〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2-7-11
       仙台ストックマンビルB1F
             Tel : 022-212-2678 

     21日(木)盛岡 ブレアンディ http://breandi.jp/
             〒020-0022 岩手県盛岡市大通2丁目4-4 プレイビル地下
             Tel : 019-626-3040
             予約、お問い合わせ : ひねもす ほっと茶屋 
                 Tel : 019-653-5541

     22日(金)秋田 カフェ・ブルージュ http://www.cafebrugge.com/
             〒010-0013 秋田市南通築地6-17
             Tel : 018-852-0888
             予約、お問い合わせ : ハッピーエンドデザイン(田中)090-2275-4125
                                プロデュースプロ(宇佐見)090-3123-4746

8月1日(月)飛騨高山 Little Village BIRTH  http://www.hidalabo.com/detail/index_484.html
             〒506-0011岐阜県高山市本町3-3-58-8
             予約、お問い合わせ : 090-8958-0103(カワハシ)

     2日(火)金沢 もっきりや http://www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/
             〒920-0999 石川県金沢市柿木畠3-6
             Tel : 076-231-0096

     3日(水)京都 ラグ https://www.ragnet.co.jp/livespot/
             〒604-8001 京都府京都市中京区 木屋町通三条上ル 京都エンパイヤビル5F
             Tel : 075-241-0446

     4日(木)豊橋 AVANTI http://www.avanti-music.com/
             〒441-3134 愛知県豊橋市三弥町元屋敷128-3
             Tel : 0532-41-5554

     5日(金)中目黒 楽屋 http://rakuya.asia/top.shtml
             〒153-0051 東京都目黒区上目黒2丁目15-6 モロバシビル1F
             Tel : 03-3714-2607

開演時刻、ミュージックチャージなど、詳細は各会場のWebサイトでご確認ください。

2016年5月10日火曜日

小麦収穫・・・?

ゴールデンウィーク中、慌ただしくしていて畑にかまってられず、久しぶりに小麦畑を見ると既に刈り取りの時期か? 

今年は暖冬だったこともあって、麦穂の成長が早いかと思いきや、その成長はまばらで、イッキに実が膨らんでくれず悩ましい。

そしてここへきて天候が不安定ときて、刈り取りのタイミングが難しい。昨晩の雨で湿った麦穂も午前中の日差して少し乾燥した様子。とりあえず2条ほど刈り取ってみた。軒先に干し終るまで3時間の作業。


写真では充分に色付いているように見えるのだが、実際にはまだ青い穂も混じっていてもう少し待ってみてもよいかな。

実の入りも不揃いでビミョーだが、昨年よりは穂数は多いようだ。結局脱穀して玄麦がどれだけ穫れるかだが、まあ穫れただけいただくという構えでいると気楽でもある。

2016年5月9日月曜日

Romantica Quatro Live @ 横浜 "C'est la vie" 終了

本年より新機軸としてついにスタートしたこのメンバー、梶原順 (g)早川純 (bandoneon) 伊藤ハルトシ (cello&g) と僕の4人編成でのライヴはこれが初めて。

湘南時代から一緒に音楽を作ってきた先輩でもあるTemiyanこと宮手健雄氏プロデュースのライヴハウス "C'est la vie" はこの4月にオープンしたばかり。決して大きなスペースではないのだが、このライヴハウスの特徴はなんと言っても音響システムにありっ !!  その謳い文句は 〜『Taguchi』の上質なスピーカーと、『饗苑』の一流の音響設計に基づいた環境 〜 なのだが、それは演奏者にとってもリスナーにとっても未体験な独特の音場を醸し出す。

その音場とは、4人それぞれが演奏する音をナチュラルにブレンドさせ、音のひとつひとつをメンバー同士で汲み合うだけでなく、聴き手側もステージ上で鳴っている音をそのまま手に取るように聴き取ることができるという不思議な空間である。そして最前列でメインスピーカの目の前で演奏を聴いても決して耳が痛いということが無い。そのカラクリは自分には分からないが、なんとも心地よい音のする場所である。

そんなこともあってか、初めて演奏するメンバーの組み合わせ、場所にも関わらず、みな演奏に集中して音を楽しんだ。それはお客さんにも確実に伝わったに違いない。そしてこの夏のツアーに向け、この新ユニットの可能性が広がる予感のする刺激的なライヴであった。近日中、またここで演奏することになるだろう。

2016年4月26日火曜日

芽吹き

ここ南房総ではそろそろ夏野菜の作付けが始まっている。先週一週間家をあけていた自分は、今その準備にあたふたしている。写真は丸ナスを種から育苗している様子。直径1mmにも満たない種から新たな命の芽吹きを見るのはちょっと感動的である。

しかし、畑の収穫はいつも順調というわけでなく、この時期穫れるソラマメが今年はほとんど壊滅状態。ここ何年か必ずある程度の収穫があったのだが、これは 初めての失敗。苗の成育が鈍いだけでなく、花が咲くと同時にアブラムシに徹底的にやられた。近所の畑を見るとやはり同じ状態の場所も多い。原因が特定でき ないのが悩ましい。



ところで今も、熊本の大地が揺れ続けている。「天災は忘れた頃に・・・」と言ってもあまりに突然の出来事に事実さえ受け止められないのが実情だろう。離れたこの場所から応援できることは僅かばかりのことで心苦しいかぎりだが、この1mmに満たない種の芽吹きに元気をもらって、せめて震災に遭った人達がいつもの生活 に一日でも早く戻れるよう祈るばかりである。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし」は鴨長明の「方丈記」の冒頭。自分も歳を重ねたせいか、この無常の心境がよく理解できるようになった。

都会を離れて田舎暮らしを始めてはや10年。自然に囲まれた環境で畑仕事などしていると、その豊かさだけでなく、時にその猛威にもさらされる。年々巨大化する台風は、吹きっさらしの我が家など吹き飛ばしてしまうだろうと思うようになったし、少子高齢化のモデルのような田舎に住む事で「死生観」を見つめるようになった。すると鴨長明の「方丈記」がじんわり心にしみてくるのである。ソラマメの不出来など小さな出来事でしかない。

2016年4月11日月曜日

春の味覚「筍」

毎年この時期、マーケットに並び出しても買わず、ご近所数軒から頂くタケノコを待ちわびてしまうようになった。

そして今朝いちばん、届けてもらった掘りたての巨大タケノコ。やはり今年はイノシシが先に掘り返していて数が少ないのだという。タケノコのこの姿こそまるでイノシシそのものを想起させれれる。

これだけ大きいと捌いてアク抜き処理をするのもなかなか大変な作業、出刃包丁でも刃が立たない。我が家では圧力鍋に唐辛子、糠を一緒に入れてアク抜きするのだが、これだけ大きいといっぺんには鍋に入らず数回に分けて作業するようだ。

しかしタケノコはこの手間をかけてこそ、煮付け、炒め物、ステーキ、筍ご飯等々、料理のバリエーションも多く、自分も大好物、春に欠かせない味覚のひとつである。

2016年4月10日日曜日

ヒルクライム

今日は一日曇天だが、気温も高く午後からひとっ走り。

今年は自分のバンド中心に活動を展開するので、経済的にも余裕は無くサイクルイヴェントの参加も見送るつもりだったのだが、身体を鍛える為に自転車に乗っているとはいえ、目標を持たずに一人でひたすら走るのもちょっとつまらん、ということで6月の富士ヒルクライムレースだけは参加しようとエントリー。

冬場3月末まではクロモリバイクで、平地をひたすら走ってフォームやペダリングを精査。今年に入ってクランクを165mmから170mm、ステムちょっと伸ばしてハンドルを浅曲がりのコンパクトなものに変更。クリートの向きや位置等もよりナチュラルに感じられるよう変更。フォームも随分エアロポジションがとれるようなって、身体の筋肉の使い方も徐々に進化しているのか?

そして4月に入ってからは6月のヒルクライムに向けて、カーボンバイクでとにかく坂を登るようにしている。今日は進路を北にとり、房総内陸部へ。写真は長狭から君鴨トンネルへ向かう登り。出来るだけ平地と同じフォーム、ペダリングで、ケイデンス80rpm以上、軽いギヤでペダルを回す。明らかに去年よりも身体中の多くの筋肉を使ってペダリング出来ているようで、坂でもヘコたれず、グイグイではなくスイスイ登っている感覚。どの坂もまだタイムは昨年の同時期と変わらないくらいだが、このフォームでパワーアップできれば少し早くなるかも。せっかく富士山登るからにはタイムを縮めたい。

房総内陸の山間部は高い山こそ無いのだが、なんとものどかな里山風景が広がり、特にこの時期、田んぼには田植えの準備で水が張られ、山あいに桜が咲いている姿がとても美しい。

2016年4月7日木曜日

晴耕雨読

昨日、東京駅での待ち合わせの時刻まで小一時間、間があいたので八重洲ブックセンターへ。

このところ本と言えばAmazonでポチッとするくらいで、大型書店で本を物色するのも久しぶり。まず8階建てのビルの最上階へ登り、各階ごとにジャンル分けされた内容の、興味のあるフロアのみを降りて回る。はやり在庫の多い書店は次から次へと読みたい本が見つかり、買うのを我慢するのがまた大変。予算¥5,000と決めて、結局ゲットしたのがこの二冊。実はこのあと会う約束をしていたのは、島根県在住の素敵な女性バイオリニストとスタッフの方々。この二冊のチョイスは、ふとそんなことを意識してしまったのか・・・。

「武満徹・音楽創造への旅」、立花隆氏が長い時間をかけて武満氏にインタヴューした内容を90年代に文藝界に連載したもので、今一度立花氏が監修し直したもの。その内容にもちろん興味があるのだが、かの立花隆氏が現代音楽に造詣が深いということを僕は全く知らなかった。Wikipediaで立花隆をググってみても、ジャーナリストとしてのキャリアの記述ばかりで、音楽愛好家であることには触れられていない。巻頭、武満音楽との出会いから、その時代背景、現代音楽に興味を持つ流れが書かれ、800ページ近くに及ぶ大著であるがグッと引き込まれる感じである。

片や「水木しげるの古代出雲」は漫画だが、先日の出雲行からか読まずにいられない衝動にかられた。イッキに読みたいところだが、ちょっと我慢してまだ本を開いていない。

Amazonでポチッとして、その後まだ読んでいない本が数冊あるのだが、書店で手にして選んだ本は何故かすぐに読みたいと思うのは自分だけだろうか? 今日、外は一日中雨模様、まさに晴耕雨読な気分である。

2016年4月4日月曜日

春キャベツ、旨いっ!

昨年秋、ご近所さんからキャベツの苗を10株ほどいただいて植え付けた。この時期になってやっと結球し始めた「春キャベツ」。冬キャベツと春キャベツの違いは文字通りそれぞれの季節に結球するのだが、冬キャベツは夏に仕込み、春キャベツは秋に仕込む。冬キャベツは葉がギッシリ詰まって結球して重たいのに比べて、春キャベツは葉の重なり方もゆるく軽い。ちょうどこの時期、マーケットには冬キャベツと春キャベツが混在することも。

この春キャベツ、有機無農薬で作るのが難しいと言われる理由が、春先から虫達の活動が活発になり葉を食い始めるからである。我が家ではこの虫も放ったらかし。写真でも少し虫の食った後に穴があいているのが見える。しかし土がしっかりしていれば、キャベツの成育の勢いが勝って結球する。我が家では10株中5株がなんとか食べれる状態に。一般の生産農家の春キャベツはほとんど農薬が使われていると思っていい。そこで、もしマーケットで無農薬を謳った春キャベツを見つけたら是非賞味していただきたい。普通に売られているキャベツとは味に格段の差があるハズ。とにかく甘みが強く、ポトフや鍋に入れればそれだけで出汁に甘みが加わり、キャベツの概念が崩れるほどである。見てくれがどんなに悪くても、味は格別である。

2016年4月1日金曜日

ROMANTICA 新機軸スタート!

暦はいよいよ4月に突入、新年度スタートである。

自分のバンドも今年度から新機軸!!、というのはちょっと大袈裟だけど、CD発売以後5人編成でライヴを行ってきたのだが、今後ツアーなどフットワークの良さも考えて、基本4人編成での活動を中心に展開していこうかと。メンバーは梶原順(ギター)、早川純(バンドネオン)、伊藤ハルトシ(チェロ、ギター) と僕のパーカッションという編成で、ダイナミックレンジの広い豊かなサウンドを目指す。ハルトシ君の秘密兵器?”エレクトリック6弦チェロ”が独特のアンサンブルを作り出す要となるか、メンバー皆でバンドの可能性を探っていきたい。ユニット名は"Romantica Quatro"。

そして、このユニットの最初のライヴは1ヶ月後の5月8日、ゴールデンウィークの最終日の日曜日、横浜に今月オープンするライヴハウス「セラヴィ」に登場。このお店、はるか湘南時代の仲間であるシンガーソングライターのテミヤンこと、宮手健雄さんプロデュースによるもの。湘南方面の同窓生の皆にも聴きに来てほしいなぁ。
ROMANTICA QUATRO  "ORACIÓN Tour" Live @ C'est la vie
http://www.cest-la-vie.yokohama/ 開演 19:00〜 チャージ ¥3,000

そしてこの夏、7月に東北、8月は中部地方へツアーします。詳細はまた追ってアップします。

2016年3月25日金曜日

シシ肉

昨年秋くらいからだろうか、我が家の周りの田畑にイノシシが頻繁で出るようになって、作物にも被害が出始めた。自分の畑は今のところ大丈夫だが、畑 を横切った大きな足跡を何度か見ている。多くは田んぼの畦のふちの湿った土を掘り返すことが多く、ミミズを食べているのだとか・・・。しかしその様子は機 械で土を掘り起こしたんじゃないかという程、容赦ない仕業である。

この辺りでは鉄砲で狩りをする人もいるが、獣害に悩む自治体は1頭当たりに捕獲報償金を出すところも多く、随分前に千倉では一頭7千円と聞いたことがあるが、自治体によっては2万円とも。しかし捕獲されたイノシシの9割は埋めて処分され、肉は利用されていないという。

ところが最近、人づてにこの捕獲されたイノシシのお裾分けをいただけるようになった。それも奇麗に処理され冷凍された状態で。写真の肉全部で1.5kgく らいだろうか。これを半解凍して一度に食べる分だけ包丁で捌いて、料理はもっぱら味噌仕立ての牡丹鍋に。シシ肉はで良質のタンパク源で、柔らかくはないが 味は独特な旨さがあって、脂身もプリッとしてひつこくなくコラーゲンが豊か。多分新鮮な状態で捌かれているのだろう、アクも全く出ず臭いもしない。捕獲量 が安定しないのか、マーケットに出回ることは無い。獣害は頭の痛い問題だが、これも田舎ならでは恵みと思い、ありがたくいただく。

2016年3月18日金曜日

春到来 ! !

彼岸の入りから、いよいよ春到来という陽気に。今日も暖かく天気が良い。

久しぶりにタマネギ畑の様子を見に行ったら、既に大きく膨らんだものが数個。これは極早生種で、このままかじりついても甘くて美味しい。このあと早生種へと順を追って収穫が進み、冬前までマーケットでタマネギを買うことは無い。

いよいよ畑仕事も忙しい季節になってくる。そして雑草との戦いも冬前まで続く。

2016年3月13日日曜日

ミツバチの越冬

温暖な気候から花の栽培が盛んな事が要因なのだろうか、南房総には養蜂場が多い。というかここに住むまで「養蜂とは別世界の事」の様に思っていた。ところが各所に養蜂場があり、ハチミツの直売もやっているので、それまであまり食さなかったハチミツを食べる習慣がついた。直売されているハチミツは加熱されていないので特に美味しいのだとか。

さて、この写真はそんな環境を活かして、東北地方の養蜂家が厳しい冬を避けるため、ミツバチ群をこの南房総に一時避難させているの図。普段ここは雑草地だが、冬前に草を刈り受け入れ態勢を整える。そして或る日このように巣箱がずらりと並ぶ。写真には写らないが、今日も巣箱の周りをミツバチが飛び回る。冬の間もハチミツを作るのだろうか?そして東北に春が来る頃、人知れずこの巣箱は姿を消すのである。自分にとってこの地の冬の風物詩。

2016年3月12日土曜日

春、すぐそこ

午前中ひとっ走り、平砂浦(へいさうら)フラワーライン。房総半島南端を平砂浦ビーチに沿って東西に走る約6kmの道。季節を先取りするように道両 脇を菜の花が咲き乱れるが、これも多分今週末までかな。既にコース半分の菜の花は刈り取られ、違う花の植え付けが始まっている。

昨日は日中も冷え込んだが、今日は天気が良くなっていく分暖かい。でも北風が強く冬の装備で走る。菜の花は春を象徴するイメージだけど、この菜の花が刈り取られると本格的に暖かくなるのか。

2016年3月6日日曜日

出雲講演?!

 金曜日、2月の熊野行に続いて今月は出雲へ。この日は須佐神社へ。樹齢1300年とも言われる大杉、最近パワースポットとして訪れる人も多いのだとか。ん〜、確かになにやらエナジーが伝わってきて歴史的ロマンに想いを馳せる。

やはり出雲という所は熊野にも似て、河と山、そこに広がる地形がいかにも神々しい土地であると改めて感じさせられる。


そして土曜日、今回出雲を訪れた目的はこれっ!! 友人であり、出雲をベースに積極的に音楽活動をしているシンガーソングライターの白築純さんの計らいで、なんとJA出雲のイヴェントでの講演を企画してくれた。

演題は「土の上から生まれる食と音 ~田舎暮らしの心地よいリズム~」というもの。白築純さんとタイコひとつで"安来節"のセッションなど交えて、普段ライヴのMCで曲に対する想いなどを話している事をひとまとめにした内容。このイヴェントの参加者は650人、講演を聴いてくれる人はその半分と見ても300人以上。僕のことを何も知らない人達が相手なので少々緊張したがなんとか時間いっぱい話しをした。


あくまで個人的な感想だが、言葉で想いを伝えるという行為はイメージが限定的になり、それだけ論点を絞り込んでおかないと内容がボヤけてしまう。そしてそれを多くの人に伝えるのはなかなか難しいと。音を奏でる行為は、想いを受け手の自由なイメージに委ねられる分、人の心に入っていきやすいのかなとも思う。しかし「話す」にしても「奏でる」にしても、「説得力」という力は存在するハズ。人とのコミュニケーションについていろいろ考えさせられ、課題も見つかった貴重な体験ができた。関係者の皆様、ありがとうございました。



2016年2月29日月曜日

小麦早熟

2月もあっという間に過ぎ、明日から3月。

しかし例年になく我が家の小麦の発育が早い。確かに種を蒔くのがいつもより10日程早かったが、暖冬のせいか1ヶ月以上早く麦穂が成長している。ひょっとするとあと1ヶ月ちょっとで刈り取りか?(昨年は5月中旬に刈り取り)しっかり実が膨らんでくれるとよいのだが・・・。

畑仕事は全てが経験の積み重ね。しかし自分の感性をどれだけ研ぎすませてみても、自然は想像を超えた存在である。あとはまさに運を天に任せ、ひたすら豊穣を祈るのみ。

2016年2月13日土曜日

三日間、熊野参詣 ! !

縁あって、この3日間紀伊半島南、熊野を訪れた。初日は瀧篭修行の行場「那智の滝」を通り、そのさらに奥にある熊野妙法山 "阿弥陀寺" へ。そのお寺は妙法山の頂上にあって、なんとも言えない空気感に包まれている。心洗われ、早くも紀伊山地の霊場のパワーを感じるのであった。

2日目は新宮の熊野速玉大社を参って、そこからほど近い神倉神社へ向かう。神社入り口よりいきなり急勾配の石段が始まる。手摺りも無い鎌倉積みといわれる段差の大きい石段である。あまりの勾配に思わず引き返そうかと思うが、振り返るとめまいがして足がすくむ。我慢してとにかく登る。標高120m、石段538段をなんとか乗り切るとゴトビキ岩と呼ばれる巨岩がご神体として祀られている。そこからは新宮市を真下に眺望できる。下山中にはシンクロニシティとも思える不思議な出来事に遭遇。はやりパワースポットなのか?

その後、熊野本宮大社へ。ここは熊野の森に囲まれて、素朴かつ雄大な空気感が漂う。なんとも心安まる空間である。

しかしかつては熊野川の中州「大斎原」にはるかに大きな規模と多くの社殿があったという。当時の本宮大社を見て感じてみたいものである。


熊野参詣3日目の今日、あいにくの雨の中、本宮大社を今一度眺めた後、熊野古道のほんの一部を散策。この天候だからか、静まり返った熊野の森に身を包まれ心も解かれる。

しかし熊野はそこかしこに祈りのスポットが点在、そして祈りを捧げる人達を多く見かけた。世界遺産に登録されたとはいえ、いにしえの時代からこの地に参詣する人は数知れなかったのだと実感する。

3日間、貴重な体験が出来た。果たして次ぎまたいつここへやって来れるかわからないが、熊野はなんとも印象深い土地であった。

2016年1月31日日曜日

サザナミヤッコが☆に・・・

ショック!サザナミヤッコが☆に・・・。

数日前まで元気に餌を食べていたのに、金曜日のお昼頃、餌を与えるが近づいてこない。ちょっとフラフラしている様にも見え、目の前に餌を落としてみるが、 まるで餌が見えていないくらいの無反応。急いで水槽からすくい出し救急病院(近所の水産試験場)へ搬送。静かで安定している水槽に収容してもらって様子を 見ることに。ところが本日昼過ぎ☆になったと連絡が・・・。

魚は言葉を発さないので、こちらから健康状態を気遣ってやるしかなく、痩せる様子こそ無かったが、今思えば最近警戒心が強くなっていたようにも思える。な にかしらストレスがかかっていたのか。海水魚飼育の経験もかなり長いので、不調を見逃さない目を持っているつもりなのだが、まだまだ見極めがあまいのか。 生き物を飼う難しさを久しぶりに痛感させられた。きっとまだまだ愛情が足りないんだな。

2016年1月28日木曜日

新春の祭典

昨日27日は我が区の諏訪神社で新年の祭典、そして今日は近隣区の高塚山不動尊の祭典。

昨日は式の役員である三番叟保存会代表の欠席により、代表代理として初めてこの祭典に参加した。

新年の祭典では区の主要な役を勤める人が集まり、宮司さんの祝詞、巫女舞い、玉串奉納、そして湯立てと祭事があり、五穀豊穣、大漁祈願など一年の安泰を祈 る。夏のお祭りとは違って静かに粛々ととり行われ、ラストの「湯立て」にはにわかに区民が集まって式典は終了する。その後「宴」が設けられ、夜には青年会 の新年会へと流れ、その後漁師さんのお宅へお邪魔して酒宴は続き、夜は更けていくのであった。

そもそも僕のような町の新参者がこの様な重要な祭典に参加させていただく機会などあるはず無いのだが、祭典が平日だという事もあって急遽代役を勤めさせていただき、おかげで貴重な体験をさせていただいた。夏のお祭り同様、地域の人達との結びつきを強く持てるチャンスでもあり、田舎ならではの良き風情を充分に感じる機会でもあった。

さて、そして今朝6時半に集合して神社の幟を降ろす作業の後、有志が集まって高塚山不動尊の祭典に合わせて高塚山登山に出掛ける。我が区から山道を登り始め、稜線を伝って高塚山頂上(216m)へ。もともと高塚山不動尊はこの山頂にあったのだが、その参道が長く険しいので今は山の麓に不動尊は移されている。

高塚山頂上は太平洋に向かって見晴らしが良く、普段ぶらりと散策することもあるのだが、今日は天気もよく暖かくて頂上からの展望が気持ちよい。そして不動尊のある二つ隣の区へと下山、山門の近くには屋台も出て、のどかな田舎のお祭りの風景に色を添えていた。家に戻るとちょうどお昼となった。しかしこの二日間、祭典にはもってこいの好天にめぐまれた。今年はなにかいいことがあるかな。

2016年1月26日火曜日

Quitet Romantica 2016年最初のライヴ終了!

今回はフルートの赤木りえさんの初参加、そしてチェロ&ギターの伊藤ハルトシ君と初顔合わせのライヴ。ということで今までとはちょっと違ったサウンドを楽しんでいただけたと思う。

りえさんのエネルギーあふれる演奏と、ハルトシくんの多彩な立ち回りに他のメンバーも触発されて、いつになくダイナミックかつレンジの広い演奏になったのでは。そしてこの寒い中、多くのお客さんに足を運んでいただいたうえ、暖かく大きな拍手が印象的なライヴとなった。

今回のライヴは今後の活動の指針となるべくトライした形で、自分がパーカッショニストとしてRomanticaというユニットでもう一回り大きく表現できる可能性を探るライヴでもあった。新たな発見もあれば反省点も・・・。しかし素晴らしいミュージシャンに囲まれて、オリジナルのサウンドを展開出来るのはなんとも幸せなこと。イメージを広げるのは自分の力ではなく、仲間によるとことが大きい。

もう少し暖かくなった頃、またみなさんに演奏をお届けしたいと思う。本日はたくさんのご来場ありがとうございました。

2016年1月14日木曜日

布良星、見えたぁ!!

布良星(メラボシ)、撮影成功! 

13日、時刻は23時半、画面左下、街灯が二つづつ白く光っている中間点の少し上に赤く光る星が布良星、カノープスである。この時間になるとオリオン座とシリウスは西へ傾いて、布良星はシリウス直下より左側へ。

全天でシリウスに次いで二番目に明るい恒星なのだけれど南半球にあるので暗く見える。12月から1月にかけて、ここ南房総からも条件が揃えば見ることができる。そしてシリウスと一緒に見えるのがまた感動的である。

そしてこの地域に伝わる布良星伝説。興味のある方はググってみてはいかがかと。

 ん〜、しかし何年ぶりに見たかなぁ?さあ、あの曲を聴こうか・・・。

Nikon D70s、レンズ12mm、F4、シャッタースピード30秒で撮影後、iPhotoのエディットで露出かせいでます。写真クリックしてできるだけ大きくして見てね!!

2016年1月9日土曜日

QUINTET ROMANTICA LIVE ! !

"QUINTET ROMANTICA" 今年最初のライヴやります。

1月25日(月曜日) @中目黒「楽屋」
Open : 18:00 Start : 19:30~ & 21:00~ 
Charge : ¥3,000 (当日¥3,500)
田中倫明 (Perc) 赤木りえ (Flute) 早川純 (Bandoneon) 梶原順 (Gui) 伊藤ハルトシ (Cello, Gui)

今回は"ORACIÓN"発売記念第二弾とも言うべき内容で、アルバムに初参加してくれたフルートの赤木りえさん、そして初顔合わせ、チェロとギターを弾きこなす伊藤ハルトシくんを招いた5人編成でお届けします。お楽しみに!!

2016年1月5日火曜日

初春の収穫

年明けから天気も良く、昨日、今日と南房総は小春日和というくらい暖かい。

畑へ出てみると、年末あたりから大きくなり始めたカリフラワーとブロッコリー、どうやらそろそろ収穫できそう。クリームシチューに入れたりするのが好きだけど、こう暖かいと固めに茹でてサラダでシャキシャキ食べたくなるな。

2016年1月1日金曜日

2016年、初日の出




明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。