Discography

“Third eye”

これが最初のソロアルバム。このアルバムは1995年〜1997年にかけて2回に分けてN.Y.で録音したものだが、リリースは1998年。N.Y.在住の親友、ベーシストの加藤英樹氏と、当時N.Y.に住んでいた大儀見元氏の協力を得て実現した貴重な録音である。
曲は簡単なモチーフをもとにインプロヴィゼーション中心に作り上げていったもので、内容は少々抽象的だが、当時の自分の姿勢や情熱を確実に映し出した作品になっている。音作りもザックリとした飾らないサウンドで、今聞いてもとても新鮮だ。体当たりで作った勢いがその後のRomnticaの活動へと繋がっていくキッカケを作ったといっていい。



“Romantica”

ヴァイオリンとトロンボーンをフロントに自分のイメージしたメロディーを託し、その平均律に縛られない楽器の組み合わせから、美しいハーモニーが生まれるのではないかと思い、長らく構想を練ってきたバンドユニットがRomanticaである。これはその最初の作品である。自分の旅した地に想いを馳せて曲を綴ったもの。
曲作りはまだまだ未熟な感じがするのだが、自分のオリジナル曲だけで構成された内容は確実に自分の音楽性を総合的に打ち出すことが出来たと自負している。
アルキャミーの山崎氏(プロデューサー)と作った「Romantica」としての最初の作品である。またジャケットは、写真家高砂淳二さんによるものである。


“Romantica Dos”

アルキャミープロデュース”Romantica”第二弾。その名も「Dos!」(スペイン語で2ndという意味)。前作に続き自分が世界、国内を旅してきた心象風景を音に紡いだ作品。
ライヴを重ねながらオリジナル作品を作り溜めて一枚のCDに仕上げたもので、曲を作る喜びもより深くなり、どの曲にも強い想い入れがある。前作の作品の編成にドラム、チェロを加え、サウンドのバリエーションも広がり2枚目らしい充実した内容になっている。2004年のリリース。







“IHATOVE〜El Dia Y La Noche〜” 
「イーハトーヴ浪漫」


”Romantica” 第三作。タイトルから察する通り、宮沢賢治氏を題材にした作品である。彼のめざした理想郷「イーハトーヴ」をイメージして作品全体のテーマとし、、彼の書き下ろした童話や短編の作品などからそれぞれ曲に綴り、賢治ワールドを僕なりに音で表現してみた。
前作に参加したメンバーにゲストも迎え、サウンドもより厚くなり益々充実した”Romantica”。決してパーカッシヴな内容ではないが、より豊かなサウンドになっていると思う。
大久保薫さんのイラストをフィーチャーして、共同プロデューサーの山崎氏が楽曲それぞれにイメージした映像をDVDに収め付録とした。2005年10月リリース。

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