2017年5月26日金曜日

ラテンジャズガラ〜

昨夜は原宿 "La Donna" でピアニスト、野口茜ちゃんのラテンジャズガラ〜のライヴ。茜ちゃんとの出会いは昨年の赤木りえさんのライヴで…。

この数年、バンド内最年長が当たり前になって、若手ミュージシャンの演奏からとにかく刺激を受ける。しかもピアノ、ベースにコンガ、ティンバレスという編成でラテンジャズを演奏するライヴなど、はたしていつぶりだろうか? 今年になってから自分の中でも「ラテン回帰」の意識が強まって、若かりし頃のめり込んだラテンジャズ、サルサを聴きあさる中、こんなセッションに誘われたのは必然なのか。

ラテンジャズコンボ、"Conjunnto Michaquino" (コンフント・ミチャキーノ) を率いてライヴ活動をしていたのが20代前半。昨夜はその頃演奏していたラテンスタンダードの曲も多く取りあげてくれて、ひたすら懐かしくもあり、またこのメンバーでの新鮮な展開につい盛り上がってしまう。そしてお客さんのレスポンスもかなり熱〜い。

僕にとってラテン音楽は麻薬的魅力に満ちていて、ハマってしまうと周りが見えなくなる?という危機感もあって、一時期(いや結構長い間)あえてラテンから遠ざかるべく心の中に封印していたと言ってもいい。しかしこの歳になってやっと、元々自分を興奮させる音楽であるこのラテンに今一度回帰して、現在ならではのスタイルを構築できるのではないかと予感する。

茜ちゃんのこのライヴはシリーズとなっていて、この原宿 "La Donna" で、6月15、29日(いずれも木曜日)とも同じメンバーで生粋のラテンジャズをお届けする。興味のある方、是非ご一聴を!!

2017年5月24日水曜日

足踏み脱穀機、修復!

このところ雨も少なくまさに麦秋の季節。ところが今年は春の桜の開花が遅かった?ように、小麦もそこそこ色付いてきているのだが収穫まであと一歩というところ。刈り取りは今週末あたりか…。

収穫後しばらく乾燥させた後、脱穀作業となるのだが、今日は脱穀機の修理。戦前に作られた足踏み脱穀機である。一年に一度しか出番は無いものの、長年の使 用に耐えて来た古い機械、さすがに各所ボロボロに。ただ駆動系の金属部分がまだしっかりしているので、なんとか修理できそう。

かなりの重量があるのだが、その重さを支える土台の部分の木が腐ってボロボロ。数年前に応急処置をしたのだが、ついに水平を保てずグラグラと。家にある端 材を使って試行錯誤しながら作業。金属の枠の部分とまだしっかりしている支柱を活かしてビス止め。3時間程かかってなんとか修復。端材を張り合わせての修 理なので、強度はイマイチだけどなんとか今年も使用に耐えてくれそうである。

この脱穀機、小麦を作り始めた際オークションで一万円でゲットしたもの。正確な製造年は分からないけれど、大正年間にこの足踏み脱穀機が登場するまでは 稲、麦の脱穀は"千把扱き(センバコキ)"で作業していた訳で、当時はさぞ画期的な機械だったと思われる。シンプルな設計で作りがしっかりしているおかげ で今だ現役。旧き良き日本の風情を感じることができる。

2017年5月19日金曜日

クランク167.5mmからの…

この時期、農繁期で畑仕事に追われる日々。先日の薪運びから慢性疲労気味。気晴らしに午前中ひとっ走り、グリーンライン往復。南房総らしい新緑で山並みがブロッコリーの様。

で、今日はチャリンコネタ。およそ2ヶ月前、クランクを165mmから167,5mmに変更した記事を投稿したのだが、その後日談を。

2.5mmの差は当初インパクトがあり、下肢の運動が大きくなった分、それまでのフォーム、左右の足の動きにいろんなムラを見つけることができた。特に左 足の動きが不自然で負荷をかけた力が逃げてしまっている事に気がついてサドルの前後位置を変えたり、クリートの角度を変更。1ヶ月程すると随分左右差のな い運動ができるようななってきた。

しかし運動が大きくなった分、疲労も大きい。使う筋肉も多くなるのだから、やはり鍛えるしかない訳だ。自分の性分なのかつい楽な方へ気が流れてしまうのだ が、ここは我慢して身体を作っていくことに。ただ大きな運動はバイクを安定させる効果も大きく、より真っすぐ奇麗に走れるようになって気持ちがいい。距離 を走るほどそれを実感できるようになってくる。「本来こう乗るべき」だったんじゃないかと思うほど、意識まで変化してきた。

となると、欲?が出てきて「もう2.5mm伸ばしてみたら…」などと考え始めたのである。で、半月程前、カーボンバイクのクランクを170mmにしてみ た。最初に2.5mm伸ばした時よりインパクトはなく違和感も少ない。「あれっ?回せるかも」と。より大きな運動になるのだが、ペダリングもより精査でき る感じで、クロモリのバイクよりも遥かに軽い車体だけれど、以前より安定して乗ることができる。しかし2時間も乗ると背中が異様に疲れてしまう。これも 徐々に鍛えれば自然に乗れるのだろうか?この疲労感はまだ克服できていないのだが、走行感がなにより気持ちいい。人生最後のあがきと思う170mmクラン クへのトライ、とりあえず続けてみる。

2017年5月17日水曜日

オーシャンパラダイス!!

1982 年、録音に参加した「オーシャンパラダイス」。湘南のアーティストを紹介するようなオムニバスレコードだが、この度このアルバムから後藤ゆうじ氏の「手の 中にひまわりの夏」がアナログシングルレコードで再発される事になった。なにやらこのアルバム中古市場でレア盤となっているのだとか…。これは湘南ベース で活動するドラマー、菅沼オミラ先輩の投稿で知ったのだが。

で、家の何処かにあるはずと物置の奥を探すと出てきたぁ。アルバム中4曲に参加。当時22歳の自分、さすがにどんな演奏をしたか覚えがない。アレンジ, Pf, Key, Gui 鳥山雄司、Bass 美久月千晴 Dr オミラ菅沼 Perc, 田中倫明 録音した仲間も湘南繋がりでBread&Butterのサポートをしていたメンバー。聴いてみると若さゆえかストレートな演奏にビック リ。シングルカットされる曲は当時のイケイケなAORサウンドだけど、やはり鳥山氏のプロデュース力が素晴らしい。
こちらで試聴できます。http://www.whitenoiserecords.org/archives/43027

この翌年、83年に松岡直也「午後の水平線」に参加するまでは録音の仕事はそれほどやっていなかったなぁ、と。19歳でブレバタのサポートを始めてから松 岡グループに抜擢されるまでは、鳥山雄司氏が多くのミュージシャン、仕事を紹介してくれて活動の幅を拡げてくれたのだと今更に感謝っ! ! なかなか昔の自分の録音を聴き返す事はないので、今回のシングルカットはそんな事を想い出させてくれるキッカケになったのでした。

2017年5月11日木曜日

薪運び!

昨日の霧雨に煙った一日から一転、まるで梅雨明けのようなスカッとした五月晴れ。南房総中央を南北に抜けるグリーンライン、その道を囲むように連なる山肌に今、咲き乱れる野生の藤の花が美しい。

ここへ移住するまで、園芸植物としての藤の花しか見た事がなかった。里山に咲くこの藤はヤマフジと言われ"つる性”で、他の樹木の枝に絡み付き広がるのだそう。今ではこの時期ならではの眺めとして楽しんでい
 る。

しかし今日は年に一度の超重労働「薪運び」を敢行。この山あいにある部落に薪を売ってくれる店があるのだ。

我が家の冬の暖房は薪ストーヴである。薪ストー ヴのある暮らしは田舎ならではのもの。それは愉しみでもあるのだが、この薪の確保も大変。毎年小口ながら分けてもらう。今年は250束を運ぶ。楽器車ハイエースが木材運搬車に変わって我が家から3往復。総重量は3tを超えるかな?車に薪を積み込む時は手伝ってもらえるのだが、降ろす際は1人仕事である。午前中4時間かかってなんとか今年の冬の燃料を確保。写真の状態から束を崩して乾燥させるべく積み上げる作業にはまた数日かかる。さすがに疲れたのでビール 飲んで昼寝しちゃおうかな。