さてそんな中、昨日は菊池成孔氏率いるペペ・トルメント・アスカラールのニューアルバムのレコーディング。今回の編成はパーカッション2人、ピアノ、ベース、バンドネオンにハープ。菊池くんはこの日唄とラップ。なんとも珍しい編成だが、当たり前にサウンドしてしまうから不思議だ。
写真の楽器はご存知ハープである。奏者は堀米綾さん、プロフィールはググってね。正にハーピストらしい素敵な女性である。僕はこのバンドに関わるまでハープと一緒にライヴをやったり、録音をしたりという経験は無かった。出来上がった音にハープがダビングされているという事はあったけれど。生演奏を聴くのもクラシックのオーケストラにハープが加わったものを聴いたくらい。
この楽器、単体で聴けばいわゆる竪琴の柔らかいゴージャスな音がするが、他の楽器と交じると独特な存在感となる。ギターやピアノの様に直接耳にこないというか、全体を包み込むように鳴って、決して前へでしゃばらない音なのに、要所々々でキラリと輝く響きが際立つのだ。そしてこの楽器があるか無いかで、バンドのサウンドはガラリと変わってしまう。しかし聞き慣れない人だと、CDを聴いているだけではハープのパートを聴き分けるのが難しいかな。菊池くんのアレンジではこの楽器の魅力を各所にちりばめ、もはやペペには欠かせないパートとなっている。
今回も奇々怪々のポリリズムと意表をつく音の組み合わせ、ハーモニーはいつもの通り、果たして新作の内容はいかなるものに・・・。
ハーブかと思ったらハープでしたか。ペペトルメント・アスカラールのライブは毎回見逃しているので、情報があればアナウンスしていただけると助かります。
返信削除ライヴは来年春あたり、またブログにアップします。
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