2014年6月10日火曜日

枇杷と梅

南房総へ移住して丸8年が経つ。引っ越しの際にお祝いにいただいた枇杷の苗木がすっかり大きくなって、今年は今までになく多くの実がついた。房州名物を代表する「枇杷」、これから露地ものが出回る旬の時期だが、店に並ぶ枇杷は実が大きく上品な味わいだ。摘花したり、袋をかけたり手間をかけて作るが、我が家は手入れなどせず放ったらかし。なので実に裂け目が出来たり、傷も一杯。

そして枇杷と同時期に実が収穫できる「梅」。梅は実を摘んだ後、すぐに梅酒につけるか、追熟させて梅干しにする。今年は梅の実も多く着いた。写真の梅は今朝、木の下に自然に落ちていたもの。

さて、ご覧の通り枇杷の方が少し小さいくらい。実は小さいが、味はワイルドで甘さも強い。これぞ「枇杷」という味がする。隔年で実が成り、木の成長とともに少しづつ実を増やして来たが、この出来の悪い庭の枇杷を食べて、初めて枇杷の味を知った気がする。見てくれも悪いので我が家で食べてしまうが、ちょっとした密かな愉しみというところ。

2 件のコメント:

  1. 枇杷美味しそ~~~っ!大大好物なんです。我が家の木は、10年前建て替えた時にやむなく切ってしまい、益々枇杷への思いは募るのみ。この短い時期にしか食べられないものなので、長崎産が出始めた頃からせっせとスーパーで買い求めています。庭になるのとは当然ながら味が全然違い、この写真に手を伸ばし口に入れてしまいたいほど。いいなあ~。

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    1. コメントありがとうございます。枇杷好きでいらしたのですね。
      房州の名産でもありますが、直径5cmくらいで一個¥300円もの高級枇杷を食べても、あまり味の印象が残らないのが自分の印象だったのですが、我が家の出来の悪い枇杷を食べて、初めて美味しいと感じたくらい、多分僕は野生の枇杷が好きなんだと思います。
      枇杷の木は成長も早いので、また苗木を植えてみてはいかがでしょうか?

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