2014年11月3日月曜日

"Papa Boogaloo" 東北ツアー終了!

盛岡城址公園の紅葉
移動距離が長いのでライヴ前日10月29日に盛岡に向けて出発。好天にめぐまれ移動もスムース。翌日、盛岡城址公園を散策すると紅葉真っ只中。息を呑むほど美しい。今回のツアー、移動途中で見える景色がどこも紅葉で美しく、東北の秋の風景を満喫できた。

さて、盛岡で初めて演奏する場所「ブレアンディ」、オーナーの石澤さんは元プロのベーシスト。なんと40年近く前、ピアノの津垣さんとジョージ川口さんのバンドで演奏していたという。地下にあるこじんまりした店だが、音楽好きなお客さんが集まり、飛び入りもあったりしてとにかくみんな楽しんでくれている様子が伝わってくる。演奏する側もこのメンバーならではのサウンドがひたすら気持ち良くブレンドする。初日からいい感じで演奏できた。

盛岡から秋田へ移動するも雲一つない好天。秋田には縁あってか友人、知人がたくさんいる。久しぶりに訪れたのだが、なんだか待っていてくれる人がいるというのはとても幸せなことだと実感。ライヴの仕込みも彼等の協力があってこそ、今回のツアーはこの秋田のライヴが成立しなければ実現できなかった。演奏するのは秋田老舗の「キャットウォーク」、自然と踊り出す人もいてとにかく楽しく盛り上がった。打ち上げも馴染みのご夫妻のレストランで。秋田に帰ってきたという感覚で、ホッとする。知り合いみんなに会えたわけではないけれど、再会できた人達ともっと一緒の時間を過ごしたいと思ってしまう。今度はプライベートでお世話になった人達に会いに行こう。

ライヴ3日目、秋田からいわきまで400km以上の移動。この日はあいにくの雨だったが順調に会場入り。久しぶりの「Bar Queen」である。お店が以前の場所から移動してから初めての出演。お客さんはちょっと少なめだったが、いつも聴きに来てくれるお客さんや、盛岡の演奏に感動したからと追っかけて見に来てくれた人までいて、ライヴ最後にはみんな踊ってしまうほど盛り上がった。毎回演奏は変化するのだが、さすが長年キャリアを積んできたメンバー、ライヴ3日目という身体の疲れはあるものの違う展開にますます集中して名演が生まれる。まさにライヴの醍醐味である。

震災以後、自分の主催のライヴで東北をツアーするのは初めてであった。原発にほど近いいわきは、街が変わっていく感じがすぐに伝わってくる。現実的な事情を聴くと、一言で『復興』と言ってもいろんな事を考えさせられる。秋田も街の再開発で随分様子が変わっていた。人の動きは脈々として街は変化し続ける訳だが、歳のせいかあの同じ場所に帰りたいと思ってしまったり。ただ気持ちの変わらない人達がそこに居てくれるのがなんとも嬉しく、またあの街に演奏に行こうと思うものである。

総走行距離1800km、ハードな移動にもかかわらず、演奏は3日間とも楽しい内容となった。やはり、このメンバーでこその音の交わり方があって、自然と気持ちいい音が紡がれて曲がまとまっていく。このバンドには音楽的なバンドマスターはおらず、メンバー各自で音の押し引きを楽しんでいる感じ。僕はこのサウンドを少しでも多くの人に体験して欲しいと思っているだけだが、また何処かへ演奏に出かけるのを企むのが役目だと思っている。

2 件のコメント:

  1. さいとーまさき2014年11月4日 15:32

    盛り上がったみたいで、よかったぢゃん!今度は東京、週末もよろしく!

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    1. コメントありがとう! 週末の東京、さあ何処でやろうかな?

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