2016年4月7日木曜日

晴耕雨読

昨日、東京駅での待ち合わせの時刻まで小一時間、間があいたので八重洲ブックセンターへ。

このところ本と言えばAmazonでポチッとするくらいで、大型書店で本を物色するのも久しぶり。まず8階建てのビルの最上階へ登り、各階ごとにジャンル分けされた内容の、興味のあるフロアのみを降りて回る。はやり在庫の多い書店は次から次へと読みたい本が見つかり、買うのを我慢するのがまた大変。予算¥5,000と決めて、結局ゲットしたのがこの二冊。実はこのあと会う約束をしていたのは、島根県在住の素敵な女性バイオリニストとスタッフの方々。この二冊のチョイスは、ふとそんなことを意識してしまったのか・・・。

「武満徹・音楽創造への旅」、立花隆氏が長い時間をかけて武満氏にインタヴューした内容を90年代に文藝界に連載したもので、今一度立花氏が監修し直したもの。その内容にもちろん興味があるのだが、かの立花隆氏が現代音楽に造詣が深いということを僕は全く知らなかった。Wikipediaで立花隆をググってみても、ジャーナリストとしてのキャリアの記述ばかりで、音楽愛好家であることには触れられていない。巻頭、武満音楽との出会いから、その時代背景、現代音楽に興味を持つ流れが書かれ、800ページ近くに及ぶ大著であるがグッと引き込まれる感じである。

片や「水木しげるの古代出雲」は漫画だが、先日の出雲行からか読まずにいられない衝動にかられた。イッキに読みたいところだが、ちょっと我慢してまだ本を開いていない。

Amazonでポチッとして、その後まだ読んでいない本が数冊あるのだが、書店で手にして選んだ本は何故かすぐに読みたいと思うのは自分だけだろうか? 今日、外は一日中雨模様、まさに晴耕雨読な気分である。

2 件のコメント:

  1. 『武満徹・音楽創造への旅』は、何かに紹介されていて興味を持ち、読みました。深いですね。本当に寝食を忘れて読みました。

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    1. おお、既に読まれましたか。これからじっくり読破しますっ!!

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