2013年6月14日金曜日

唐箕

雨は昼前に上がって、すかさず農作業!

今日は物置に広がっている脱穀した麦の実と籾殻を唐箕を使って選別する仕事。

唐箕とは風によって籾殻と穀物を選別する農具で、江戸時代初期から使われてきた道具だが、当時は風を起こす羽根を手で回していたが、現代の唐箕はその羽根を電気で回すというだけで、構造自体はまるっきり変わっていない。籾殻は軽いので風によって飛ばされ、重みのある種は風の影響を受けずそのまま下に落ちるというなんとも原始的な理屈で出来ているのだ。



しかし脱穀された実と籾殻を手で選り分けようものなら、気の遠くなる時間がかかる。こんなシンプルな構造の道具だが、使ってみるとやはり便利で、麦の実を選別するには無くてはならない道具である。ほぼ1年に一度しか使わないのに・・・。

今年は作付け面積を随分狭くしたのだが、その分世話がしやすく発育もよく、例年よりも粒が一回り大きい。結局例年と変わらず30kg弱の収穫となった。ここまでの作業を済ませてしまえばもう気楽なもの、あとはこの実を天日干しして乾燥させ、製粉所へ持ち込めば小麦粉ができるというわけ。

0 件のコメント:

コメントを投稿