2013年6月7日金曜日

Cycle life


80年代にツールドフランスでアメリカ人として初めて総合優勝をしたグレック・レモンという名選手がいた。彼の名言「自転車競技、トレーニングによって早くなることはあっても、楽になることはない」と。

自転車天国、南房総へやってきて、車の交通量も少なければ信号も少ない。天気がいいと2時間くらいノンストップで週に3回も走れば次第とスピードが身につく。身体を動かして脳にはドーパミンが分泌され精神衛生にはとてもいい運動だが、ふと自分に問いかけてしまう、「何のために走ってるのか?」と。年甲斐もなく少しでも早く走りたいと思う、けど「何のために」。

早く走りたいと思えばサイクリングはトレーニングへと変わる。同じコースを今度は負荷をかけて走る。インターバルトレーニングまで取り入れた日には疲労も激しい。歳とともに回復に時間がかかる。年齢を考えれば少々無茶な運動で、それでも少しの伸びしろを期待して走る。で、少しだけ早く走れるようになる。しかし今度はこのスピードを維持するのにもトレーニングが必要なわけだ。そう、早くなっても楽になることはないのである。

たまにはレースに出てみる。優勝争いなどとは関係なくとも集団で走る醍醐味は自転車ならでは。争いごとなど好きでないと思っていた自分の闘争心に火がつき、明らかに興奮状態へ。ゴール前となれば1つでも着順を上げようと前の人を抜くべくもがく。ん~これは本能なのか?怪我のリスクを冒してまで何をやっているのだろうか自分は。

「何のために」走る? あえて言えば「自分を元気にするために」走ってるんだろうなぁ。あ~、たかがちゃりんこ、されどちゃりんこ。

2 件のコメント:

  1. クロモリロードレースの優勝おめでとうございます\(^o^)/
    また、新ブログスタートおめでとうございます。
    加齢による衰えにどう逆らうか、これがはマスターズの選手に課せられた課題ですね。
    私も7月の伊豆修善寺ベロドロームでのピストレースを向け、平坦のスピードを取り戻すためのトレーニングを試しております。
    梅雨になったですが、あまり雨も降らず、あすも走れそうなので走った後のビールを楽しみにしています。ではまた。

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  2. 僕も明日は走りますよ。どこかでお会いできれば・・・。走った後は、畑仕事ですが。
    修善寺、頑張ってください!

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