2013年7月5日金曜日

行きつけの・・・。

今夜は博多に来ている。

昨夜は千葉ローカルの南流山で高橋下駄夫主催のラテンセッション。一昨日、100坪の畑の草刈り、耕耘で疲労したまま臨んだライヴ。ここ数日の湿気で楽器の響きも鈍く力が入ってしまうものの演奏は盛り上がり、今日はさすがに手が腫れぼったい感じ。全身の疲労を和らげるべく午前中は自転車を1時間強ローラーで。しかし調子にのってインターバルを交えて終了。おかげで全身血の巡りがいい。

そして明日の福岡でのライヴに向け夕方の飛行機で博多入り。ホテルに着けば先着のスタッフはクモの子を散らした様に街に消えてゆき、バンドメンバーは明日到着なのでしかたなく一人博多の街に繰り出す。

博多の気温は夕方なのに29℃と高く、ちょっと蒸し暑いが意外と過ごしやすい。博多には友人も何人かいるのだが、わざわざ足労願うのも気が引けて、長年行きつけ(と言っても数年に一度しか訪れないが)の屋台にふらりと出かけてみた。店はまだ時間帯が早いのかちょうど席が埋まるくらい。深夜には行列もできるこっそりと人気の店である。ここは天神の大通り沿い、雑踏の騒音にまみれながら街の灯りも煌々とするなか、なんだか妙に落ち着いてしまうから不思議である。これこそが博多ならではの風情なのか。

一人で来ている常連さんもいて気楽に呑めるのがいい。おでんに串焼き、海産物からラーメンまで何でもござれ、どれも酒飲みには触手をくすぐるものばかり。ビールに始まって芋焼酎をあおれば一人っきりでもご機嫌である、ついつい長居してしまった。〆に食べたラーメンがあまりに美味くてたまらず「替え玉っ!」 嗚呼、今朝のトレーニングの消費カロリーは・・・?

しかし、日本各地に行きつけの店というのがあるのだが、数年振りに訪ねたら閉店ってこともあれば、景気良く暖簾分けしたものの主人が居なかったりと、長年のキャリアの中でいつ行っても変わらずやっているというお店は徐々に減ってくる。そんな中、いつ行っても変わらぬ顔でやっているということ自体が素敵に思え、そんな当たり前なようで当たり前でないことがなんともありがたいと思う今日この頃である。

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