2019年6月29日土曜日

小麦製粉 2019

5月18日に刈り取った小麦。この後約1か月かけて乾燥、脱穀、精麦を終わらせ、さて製粉をお願いしようといつもの製粉所へ電話してみると「この電話番号は現在使われておりません」と。がーん、ショック‼︎ なにせご主人、かなり高齢で店を閉めてしまった様子。去年まで元気だったのに。

その後、知り合いを片っ端から当たってみるも、小口で小麦の製粉をやってくれるところが見つからない。種を分けてもらっている関西の農家さんに聞くも「最 近は全国的にそういう傾向なんです」と。加えて「今まで近所にそういう小さな製粉所があった事自体がラッキーな方なんですよ」とまで。

と途方に暮れていると、灯台下暗し! 地元の知り合いから、隣町の和田浦のパン屋「WADAパン」で石臼挽きで製粉してくれるとの知らせが…。そこのご主人(女性)、以前からの知り合いだし、これは話しが早い!

「一度に大量の製粉は無理だけど」と聞いて早速、約20kgの収穫のうち4kg程を持って行くと、いきなり石臼の機械に投入!そのゆっくりと挽かれていく様子に見入ってしまう。

しかし製粉の要は挽き終わった小麦を小麦粉とふすまにふるい分ける作業なのだが、それを全て手作業でやってくれるという。その作業は僕にとっては気の遠く なるような手間なんだが、彼女は苦に思った事が無いと言う。まぁ毎日お店で焼くパンも自分で製粉した小麦粉を使っているわけで、そのこだわりが評判の味を 生み出しているのかと納得して、残りの作業を委ねて店を後にした。

石臼挽きの粉で焼いたパンは、機械挽きのものより遙かに甘く感じるそう。出来上がった粉でパンを焼くのが今から楽しみでR。

0 件のコメント:

コメントを投稿